転職活動のノウハウまとめ【転職活動の流れ編】

こんにちは。とりのこ(@torinokok)です。

私は約15年サービスエンジニアとして働いてきた現役サービスエンジニアです。

その中で3回の転職を経験し、勤務時間を減らしつつ年収をアップさせることに成功しました。

 
とりのこ
直近の転職では年収100万円アップに成功しました

本記事では、転職活動全般について解説していきます。

私はサービスエンジニアとして転職活動をしてきましたが、基本的な転職活動方法はどの職種でも変わらないと思います。

本記事は以下のような人に向けて書いています。

  • 転職活動したいが何から始めたらよいかわからない
  • 転職活動の流れを知りたい

初めて転職活動をするときというのは、何から始めたらいいのか分からないものです。

その最初の一歩を踏み出す前にハードルを感じて転職活動を諦めることこそ一番勿体ないです。

本記事では、転職活動の一般的な流れから、転職活動で押さえておくべきポイントまで丁寧に解説していきます。

 
とりのこ
一歩踏み出してチャンスをつかむ手助けをします

私が転職活動をするときに使うべきと考える転職支援サービスは以下の通りです。

  • 転職エージェント
  • 転職サービス
  • 口コミサイト

3回の転職活動時には毎回上記のサービス全てを駆使していました。

その中で内定をもらい実際転職先を決めたのは「転職エージェント」です。
転職エージェントと言っても無数にあるため、転職エージェントの選び方についても触れていきます。
 
とりのこ
おすすめは大手転職エージェントの複数登録です
本記事は転職活動全般についてまとめたため、結構なボリュームがあります。
本気で転職活動をしたい、という人でも何となく転職活動について知りたいという人にも役立つ情報を提供します。
既に知っている内容もあれば飛ばし飛ばしで良いので最後まで読んでみて下さい。

転職活動の流れ

本記事では、転職活動の流れについて解説します。

転職活動には色々なステップがあります。

下記一覧にまとめましたので、ざっと見てみて下さい。

  1. 転職の軸(目的)を決める
  2. 転職エージェント、転職サイトに登録
  3. 自分のキャリア、職務経歴の棚卸
  4. 職務経歴書を書く
  5. エージェントと面談(転職エージェントの場合)
  6. 応募する企業を選ぶ・応募する
  7. 書類選考
  8. 面接
  9. 内定
  10. 入社日決定、年収交渉
  11. 退職交渉
  12. 入社書類準備、入社
並べて書くと、こんなにやることがあるのか!と驚くかもしれません。
基本的にどの会社の採用試験を受けるとしても基本的にこの流れになります。
転職活動をする上でそれぞれのステップで押さえておくポイントがあります
 
とりのこ
ポイントを押さえて転職活動をすれば、良い転職になる可能性が高くなりますよ
もちろんすべての会社で上記の通り進むわけではないので、よく調べておきましょう。

①転職の軸(目的)を決める

転職活動を始めると決めた時、一番最初にするのが転職の軸(目的)を決めることです。

この転職の軸(目的)をしっかり決めておかないと、もし転職したとしても前職と同じことの繰り返しになったり、入社後すぐ辞めてしまうかもしれません。

そもそも軸がぶれていたら面接や書類選考で落とされてしまう可能性が高くなります。

転職の軸(目的)例は以下の通りです。

  • 転勤なし
  • 年収アップ
  • 職種変更

転職の軸(目的)というのは、転職するにあたって最低限の、ゆずれない条件とも言えます。

 
とりのこ
複数の軸を持っていても大丈夫です

失敗した転職にならないためにも、ぶれない転職の軸(目的)を自分の中でしっかり持っておくことが大切です。

軸の設定方法としては、今までの仕事で不満に思っていること良かったと思えることをじっくり振り返ると良いです。

難しいと思う方は、一度転職エージェントに相談してみると手助けをしてくれます。

 
とりのこ
転職エージェントについては後述します

ただ、自分のことは自分しかわからないので、最終的には自分で考え、自分で設定するしかないと思います。

私は転職を3回経験しましたが、それぞれ違う転職の軸を決めて転職活動をしてきました。

興味のある方は下のリンクで私の転職経験談を書いていますので、読んでみて下さい。

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②転職エージェント、転職サイトに登録

自分の中で転職の軸が決まったら、次に転職エージェント転職サイトに登録しましょう。

転職エージェントと転職サイトの違いが分からない人もいると思うので簡単に解説します。

転職エージェントと転職サイトの特徴を一覧にします。

転職エージェントと転職サイトで大きく違う部分を太字で書いています。

  • 転職支援のプロ(エージェント)が転職者の転職活動を支援する
  • 転職者の経歴・希望をもとに、エージェントが企業を紹介する
  • 職務経歴書、応募書類添削のサポートを受けることができる
  • 面接日調整、年収交渉などエージェントが代行してくれる
  • 非公開求人に応募できる
  • 紹介された企業の中からしか応募できない
  • さまざまな業界・業種の企業が掲載されており、自由に応募することが出来る
  • 基本的に自分一人で転職活動する
  • サービスによっては企業から直接スカウトを受けることがある
  • 面接日交渉、年収交渉全て自分で行う必要がある
  • 非公開求人に応募できない

それぞれにそれぞれのメリット・デメリットがあります。

 
とりのこ
転職初心者の方には転職エージェントをおすすめしたいです
大きく違うのが、
転職エージェントの支援を受けるかどうか
非公開求人に応募できるかどうか
この部分です。
転職活動初心者の方は、プロの支援を受けることができる転職エージェントで転職活動を進めることをおすすめします
使うべき転職エージェント、転職サイトは後ほど詳しく解説します。
転職エージェントや転職サイトに登録するときは、氏名や住所などの個人情報や、職務経歴、希望職種などを入力します。

③エージェントと面談(転職エージェントのみ)

転職エージェントに登録すると、エージェントと面談をすることになります。

※転職サイトでは面談はありません。

登録して数日後にエージェントから連絡が入り、面談する日を決めます。

面談は対面か電話、もしくはZOOMなどのWEB対話方式で行われます。

 
とりのこ
コロナの影響で直接会わなくても面談が出来るようになったので、近くにエージェントの支店が無い地方在住の方でも利用しやすくなりました

面談時に話すことは以下の通りです。

  • キャリアの棚卸し
  • 転職目的や希望条件の確認
  • 転職活動の流れの説明
  • 求人の紹介

転職エージェント登録時に入力した職務経歴や希望条件をもとに面談を行います。

エージェントによっては、事前に面談表を提出し、その面談表をもとに話すこともあります。

面談時には、エージェントが客観的に自分のキャリアの強み・弱みなどを整理してくれます。

エージェントは自分の味方ですから、自分の転職目的希望条件を遠慮せずに伝えましょう。

 
とりのこ
面談が終わったら本格的に転職活動のスタートです
そして、面談時に求人を紹介してくれます。
この記事を読んで下さっている人がサービスエンジニアなら複数の求人を紹介してくれると思います。
サービスエンジニアは転職市場に強い理由を下記記事で書いていますので一度読んでみて下さい。
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④自分のキャリア、職務経歴の棚卸

転職エージェントと面談終了後、面談内容を踏まえて自分のキャリアや職務経歴の棚卸を行います。

棚卸と言っても、エージェントと話した内容の振り返りをすれば大丈夫です。

プラスアルファで付け加えたいことがあればメモしておきましょう。

 
とりのこ
転職サイトのみ登録した場合、自分で棚卸をすることになります
③の面談前に自分でキャリアの棚卸をしておくと面談もスムーズにいきます。

⑤職務経歴書を書く

次に職務経歴書を書くことになります。

この職務経歴書は、企業に応募する際、実際企業に提出する書類になります。

書類選考の合否に直結するので使われるので非常に大事な書類です。

そのため、しっかりと作りこむ必要があります。

ただ、自分一人で一から作ることは時間もかかり、初心者ではまず無理です。

しかし手順を踏めば比較的楽に作ることが出来ます。

  1. 転職サイト・転職エージェントのサイトで職種別職務経歴書テンプレートを探す
  2. 職務経歴書テンプレートをもとに作成する
  3. 作った職務経歴書をエージェントに添削してもらう(※)
  4. エージェントのアドバイスをもとに修正を加える(※)

※転職エージェントのみ

ほとんどの転職サイトや転職エージェントのサイトの中に、職種別で職務経歴書のテンプレートがあります。

 
とりのこ
私が利用した全てのサービスでテンプレートがありましたよ

記入例もあるので、テンプレートを使えば時間短縮にもなります。

また、転職エージェントの場合職務経歴書の添削をしてもらうことができるので、質の高い職務経歴書を作ることができます。

 
とりのこ
私も何度もエージェントとやりとりをし、修正を繰り返して職務経歴書を作りました

⑥応募する企業を選ぶ・応募

今までのステップで、以下の内容を決めました。

転職の軸

自分のキャリア・職務経歴の棚卸

これらをもとに、応募先の企業を選ぶことになります。

転職エージェントから紹介された企業の求人票をよく読んで、自分に合った・合っていそうな企業を選びます。

この段階では少し気になる程度で応募しても大丈夫です。

 
とりのこ
書類選考は結構な割合で落とされますし、求人票だけでは見えない部分もあります
ポイントは、なるべく同時期に複数企業に応募することをおすすめします。
理由としては、もし複数社から同時期に内定をもらえれば、比較して選択することもできますし条件交渉もできます。
ただし、面接の日程が調整できないほど一気に応募しすぎないようにしましょう。
日々のスケジュールが立ち回らなくなってしまいます。
また、エージェントから希望に合わない求人しか紹介してもらえなかったら、エージェントに再度詳しく条件を伝えて求人を紹介してもらえるように伝えましょう。
 
とりのこ
私の経験上、書類選考通過率は2~30%くらいでした
つまり5社に1社くらいしか書類選考通過しませんでした
もちろん人やエージェントによって変わります
  • 求人票をよく読む
  • 気になったら応募してみる
  • なるべく同じ時期に複数社応募してみる
  • 人気企業は募集が終了してしまう可能性が高いので早めに応募する

人気企業の場合、応募しようか迷っている間に募集がストップされてしまうことが多々あります。

迷っているくらいならダメもとでも応募してみるくらいの気持ちでいた方が良いかもしれません。

 
とりのこ
せっかくの可能性を逃してしまうのはもったいないです

⑦書類選考

転職活動における最初の選考が書類選考です。

転職サイトや転職エージェントで、気になる企業に応募した後は、書類選考になります。

企業によっては書類選考が無い場合もありますが、そのような会社は滅多にありません。

書類選考の間は結果を待つだけで特にしなければならないことはありません。

 
とりのこ
数日~1週間程度で合否が届くことが多かったです

前述しましたが、書類選考で使われるのが職務経歴書です。

職務経歴書の内容次第で次の試験に進めるかどうかが決まるので、職務経歴書を作りこむことが非常に大切になってきます。

 
とりのこ
素晴らしい実績を持っていても企業に伝わらなければ意味がありません
  • 書類選考で使われるのは職務経歴書
  • 事前の職務経歴書の作りこみが合否を分ける
  • 書類選考の間は待つしかない
  • 数日~1週間程度で結果が届くことが多い

⑧面接

書類選考が通ると、書類選考通過の連絡が来ます。

次のステップである面接に進むことになります。

面接は誰しもがイメージする通り、実際応募した企業の人と対面して行われます。

 
とりのこ
最近はコロナの影響もあり、WEB面接で完結する企業も増えてきました
自分が将来働くことになるかもしれない会社の人と話すことになるので、会社について知るよい機会です。
実際話すことで求人票では分からなかった会社の雰囲気、空気感などが分ります。
面接では自己アピールしつつ、気になる点を質問もして会社について理解を深めましょう。
ここからは、一般的な面接について書きます。
面接の流れやイメージを持っていただければと思います。

面接回数 → 2~3回

面接回数は2~3回になることが多いです。

中小企業の場合、面接回数が1回だけの場合もあり、最初から役員や社長面接が行われ合否が決まる場合もあります。

面接回数は2~3回

1~2次面接 → 入社後上司になる人と面接

一般的に、最初の面接では入社後に上司になる人と面接することが多いです。

 
とりのこ
私の経験上、直属の上司か部門長が1次面接官となる場合がほとんどでした
面接官には、一緒に働きたいと思ってもらえるかが重要になります。
また、実際の仕事内容や、残業時間、職場の雰囲気などを知るには1~2次面接が最適です。
後述しますが、最終面接では役員クラスや人事が面接官になる場合が多く、面接官は実際の職場・仕事内容について把握している人ではありません。
1~2次面接時に仕事内容、残業時間などの疑問点を質問・解消しておくことが大切です。
面接受ける側として評価してもらうだけではなく、しっかり自分からも会社を評価しましょう。
  • 実際上司になる人が面接官
  • 一緒に働きたいと思ってもらえるかが重要
  • 職場や仕事内容について知るには1~2次面接が最適
  • 1~2次面接で職場の雰囲気をつかむチャンス

最終面接 → 役員クラス&人事と面接

最終面接では、役員クラス人事の責任者が面接官になる場合が多いです。

どちらかと言うと、仕事内容について話す場所というより、意思確認であったり、入社時期・条件交渉について話す場所といったイメージです。

 
とりのこ
最終面接を通過すると晴れて内定ゲットになります

最終面接の場で希望年収など聞かれる場合がありますので、現在の年収・希望年収・希望年収の根拠を話せるようにしておく必要があります。

入社時期についても話しますので、現職の就業規則で退職何日前までに会社に退職意思を伝えればよいかを確認しておきましょう。

  • 役員クラス・人事責任者が面接官になる
  • 意思確認や入社時期・条件交渉の場
  • 現在の年収・希望年収・希望年収の根拠を説明できるようにしておく

あと一歩で内定という段階なので自分の希望を押し殺してしまいがちです。

しっかり条件交渉をして、希望を伝えましょう。

 
とりのこ
過去の転職で年収交渉に失敗して、年間50万円損した経験があります

なお、面接終了後エージェントに年収交渉を代行してもらうこともできます。

面接ポイント

面接は転職活動の山場と言えます。

過去の3回の転職活動で20回近く面接を受けてきた経験から面接で気を付けること、面接のポイントについて解説していきます。

面接のポイントは以下の通りです。

  • 絶対聞かれる質問(転職理由、志望理由、自己紹介)を答えられるようにしておく
  • 会話になるように話す
  • 面接官の質問の意図をくみ取ることが大切
  • 本当のことを話す(無理に良く見せようとしない)
  • 自分も面接しているつもりで面接を受ける
  • 入社時期・条件交渉はなるべく妥協しない

6つ挙げさせてもらいましたが、面接本番で緊張しているときは全部が全部意識できるとは限りません。

 
とりのこ
私も最初から全部意識できたわけではありませんでした

全部解説するのは別の記事にさせてもらい、今回は転職活動の経験が浅い人に特に覚えておいてほしい3点について解説します。

・本当のことを話す(無理に良くみせようとしない)

一つ目は本当のことを話すということです。

内定を取りたいがために、本来できないようなことも出来ると嘘を言ってしまいがちです。

もしそれで内定を得ることができて、入社したとすると入社後に地獄を見ることになります。

企業側は、できると聞いたことは当然できるものとして対応します。

そのうえで仕事を任された場合、どうなるのか容易に想像できると思います。

 
とりのこ
実はできませんでしたと言えますか?
言えたとしても入社後いきなり不信感をもたれますよね
入社後のことを考えると嘘をつくのは絶対やめておくべきです。
・自分も面接しているつもりで面接を受ける

二つ目は面接を受ける際の心構えです。

自分が面接で評価を受ける立場でいるのは間違いないです。

しかし、評価を受けるだけの立場だとどうしても自分の立場が下になってしまいます

 
とりのこ
良い評価を受けようとして嘘をついてしまうかもしれません
しかし、実際入社して働くのは自分です。
自分が入社後に働いているイメージができるか、不快に思わず働けるかどうかを判断する場所だと思うことが大切です。
面接を受けている最中も、心の中では「自分も評価しているんだぞ」という気持ちでいると良いです。
自然と対等な立場で会話が出来るようになりますし、心に余裕が生まれるようになります。
・入社時期・条件交渉はなるべく妥協しない

三つめは交渉関連になります。

最終面接の場で、条件提示されたり希望年収を聞かれることがあります。

ここでしっかりと自身の希望年収を伝えておく必要があります。

 
とりのこ
面接の場で交渉しなくても、内定後に交渉することも可能です

企業側としたら、優秀な人材を安い賃金で雇うことが一番得です。

企業から出された条件を二つ返事で「YES」と言ってしまうのは企業側の手のひらの上で操られていることと同じです。

結果として希望が通らなかったとしても、自分の希望と照らし合わせて入社するか否か判断すればよいのです。

面接対策

面接の対策として重要なのは、事前に準備しておくことです。

 
とりのこ
何事も事前の準備が大切になってきます

何も準備せず面接に臨むと、質問の回答に詰まって無言になってしまったり、辻褄が合わない回答をしてしまう可能性があります。

そうなると印象は最悪で、落とされてしまっても仕方がありません。

また、緊張して自分が何を話しているのか分からなくなってしまうといった事態も考えられます。

これらを防ぐためには以下の方法がおすすめです。

  • 想定される質問と回答を準備しておく
  • 面接の練習をする(ロールプレイング)
  • 場数を踏む(回数をこなす)
想定される質問と回答を準備しておく

一つ目の質問と回答の準備は絶対しておきましょう。

面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問は、

転職理由

志望理由

自己紹介

これらは面接でほぼ間違いなく聞かれると思ってもらって構いません。

面接の練習をする(ロールプレイング)

二つ目は面接の練習(ロールプレイング)です。

家族や友人、もしくは転職エージェントに協力してもらって面接の練習をすると良いです。

練習をしておくと面接本番での緊張も少しはやわらぎます。

 
とりのこ
実は私はイメージトレーニングはしていましたが面接練習をしたことありません
次に説明する方法で面接に慣れていきました
場数を踏む(回数をこなす)

三つ目は、場数を踏むことです。

あまり褒められた方法ではないかもしれませんが、この方法は面接練習するより効果的だと考えています。

やはり練習と本番では緊張感が違います

色々な面接を受けて、反省改善を繰り返していき、良い応対ができるようになります。

簡単に方法を書きます。

  • 少しでも良いなと思った企業に応募してみる(第2、第3希望程度)
  • 書類選考通過したら、志望度が高くなくても面接を受ける
  • 面接を受けて自分の中の企業に対する評価が上がったら選考を進める
  • 企業に対する評価が下がったら辞退する
  • 本命の企業を応募するのは少し後にする

正直テクニックと言えるような内容ではありません。

本命の企業の採用試験を受ける前に、志望度の高くない企業の採用試験をどんどん受けて面接回数を増やすということです。

面接をしていただく企業側にとっては迷惑になるかもしれません。

しかし、面接を受けた後にその企業の良さが分かり、志望度が上がることもあります。

 
とりのこ
私も最初の転職では、面接を受ける前は大して志望度が高くなかった企業に入社しました
面接後に自分の中の評価が上がりました
可能性を広げるという意味でも、面接回数を増やしていくのは良いことだと思います。

⑨内定

最終面接に受かると、晴れて内定をいただくことになります。

企業から直接、もしくはエージェント経由で内定の連絡が届きます。

 
とりのこ
内定の連絡は何度聞いてもテンションが上がります

この段階で「内定通知書」「採用通知書」など文書で届くこともあります。

⑩内定通知への返答、入社日の決定

内定の連絡がきた後に何をするかについて解説します。

ここでも注意するポイントがありますので、あわせて確認しておくとスムーズに進みます。

内定通知への返答

「内定通知書」「採用通知書」といった書類には、内定の旨と、労働契約期間や賃金などの労働条件が書かれています。

しっかり内容を確認して入社を承諾するか、内定辞退するかを決めます。

一般的には内定連絡後、承諾する場合も辞退する場合も1週間以内に返答することとされています。

 
とりのこ
1週間って結構と短いと感じますよ
どうしても返答が遅れる場合は、あらかじめ内定を出してくれた企業へ連絡しておきましょう。
また、今まで最終面接の場や、エージェントを通じて年収交渉をしてきたと思います。

その希望年収に比べてあまりに乖離があったりした場合、最後の年収交渉の機会となります。

 
とりのこ
特に同時期に複数社から内定が出た場合、交渉を進めやすいです
 

入社時期の決定

面接を進めていく時に入社時期について話をしていることがほとんどだと思います。

しかし内定後に事情が変わってしまう場合もあると思います。

現職の引継ぎ状況などが長引きそうであったり、どうしても入社時期が遅れてしまう場合は早めに企業に連絡しましょう。

 
とりのこ
私も現職からの引き止めや引継ぎに時間がかかりそうになり入社時期を1か月遅らせてもらったことがあります

⑪退職交渉

入社を承諾することを転職先に伝えたら、最後の難関が退職交渉です。

内定を得るより、退職交渉をするほうが大変だという意見もあります。

そして退職交渉に失敗して、今の職場に残ってしまうケースがよくあると聞きます。

 
とりのこ
転職先の企業が一番心配するのが、間違いなく退職してくれるかどうかです

今までお世話になってきた会社や上司に退職交渉を切り出すのはかなり精神を削ることです。

しかし、この難関を乗り越えることで次の会社で働くことができるのであと一歩頑張りが必要です。

退職交渉について以下の内容で解説します。

  • 企業が退職させたくない理由
  • 退職交渉で失敗する事例
  • 退職交渉のポイント

これらを読んで、なぜ企業が退職させようとしないか、そしてどうやって進めたら退職交渉がうまくいくのか理解してください。

企業が退職させたくない理由

上司に退職の意思を伝えると、ほとんどの場合引き留めに合うと思います。

「自分は大した戦力じゃないから大丈夫」など思っていたとしても、まず引き留めに合うと考えて下さい。

なぜ引き留めようとするのかには理由があります。

  • 辞められると上司の評価が下がる
  • 人が抜けると人を入れる必要がある(コストがかかる)
  • 新人を採用しても教育に時間もお金もかかる
  • 新人が戦力になってもらうまで時間がかかる
  • 単純に戦力ダウンになる

5つ挙げましたが、転職者自身のことを気にかけたことによる理由が無く、会社や上司自身のことが理由になっていることが分かります。

もし一人辞めると、ポジションに穴が開くので人を補充する必要が出てきます。

人を採用するのにもお金がかかります。

採用した後でも、戦力になってもらうまで時間もお金もかかります。

 
とりのこ
戦力になるまでの期間も給料などは払わないといけません
会社はその時間とお金のコストを嫌がることが大きな理由となります。

退職交渉の失敗例

退職意思を伝えたけど説得され結局残るというケースがあります。

つまり退職交渉に失敗して辞められなかったということです。

どんなことを言われて失敗してしまうのか事例をいくつか紹介します。

  • 昇給や昇進させてあげるから残ってほしい
  • 転職先で通用すると思っているのか
  • 残った人が気になって辞められない

心が揺れて迷ってしまうかもしれません。

もし退職意思を伝えたにも関わらず残ってしまった場合あまり良いことにはならないかもしれません。

  • 上司から腫れ物扱いされる
  • いつの間にか同僚に辞めようとしていたことが広まる
  • 同僚からも腫れ物扱いされる

上記のようなリスクを抱えたまま仕事をすることになります。

自分はまったく気にしないというのであれば良いかもしれませんが、腫れ物扱いされながら働くのは精神的に辛くなります。

このような状況にならないためにも退職交渉は強い意志をもって臨む必要があるのです。

退職交渉のポイント

退職交渉に失敗しないためのポイントはいくつかあります。

このポイントを意識するだけで交渉を有利に進められるようになります。

  • 自分の意思を強く持つ
  • 就業規則を確認しておく
  • 退職意思を一番最初に伝えるのは直属上司
  • 相談ではなく決定事項として報告する
  • 直属上司が取り合ってくれなかったら上司の上司に伝える
  • 今の会社で解消できる不満を退職理由にしない

これらの中で特に重要なのは、「自分の意思を強く持つ」「相談ではなく決定事項として報告する」です。

この2点を意識して退職交渉に臨むと何を言われても揺れ動くことはなくなります。

 
とりのこ
私も退職交渉は内定を貰うことよりも心をすり減らしてしまいます

⑫退職、入社手続き、入社

退職交渉も終わったら、残すは手続き関連のみとなります。

手続きは以下の流れで進みます。

  1. 退職手続き
  2. 入社手続き
  3. 入社
 

退職手続き

退職交渉時に退職日や最終出社日を決めます。

  • 残った有給を使い切るように退職日と最終出社日を設定する
  • 引継ぎに必要な日数を計算しておく
 
とりのこ
私は有給が余りに余っていたので2か月ほど有給消化したこともあります

入社手続き

転職先の会社から入社に必要な書類が送られてきます。

会社によって必要な書類は異なります。

ここからは転職先とのやり取りになります。

提出必要な書類を用意するために時間がかかるものがあるので、余裕を持った入社日の設定をしておくとよいでしょう。

 
とりのこ
雇用保険被保険者証、年金手帳など無くしがちなので、再発行手続きが必要になる場合もあります

入社

手続きが終わったら、転職先かエージェント経由で入社日に出社する場所や時間、誰を訪ねていくかの連絡がきます。

入社日になって転職先へ出社したら、晴れて転職活動終了です!

転職活動の流れまとめ

本記事では、転職活動の一般的な流れを解説してきました。

ここで転職活動の流れのおさらいです。

  1. 転職の軸(目的)を決める
  2. 転職エージェント、転職サイトに登録
  3. 自分のキャリア、職務経歴の棚卸
  4. 職務経歴書を書く
  5. エージェントと面談(転職エージェントの場合)
  6. 応募する企業を選ぶ・応募する
  7. 書類選考
  8. 面接
  9. 内定
  10. 入社日決定、年収交渉
  11. 退職交渉
  12. 入社書類準備、入社

転職活動は自分の人生を変えることができる行動です。

 
とりのこ
私も転職によって人生を変えることができたと思っています
今後、それぞれのステップでの具体的な攻略法などをさらに詳しく解説してきます。
特にサービスエンジニアというのは転職しやすい部類の職種です。
一連の流れをつかんで、良い転職活動になってくれたら幸いです。
 
※かずまる@2児パパ(@KazumaruPapa)さんのブログで本記事が紹介されました!
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