こんにちは。とりのこ(@torinokok)です。
私は約15年サービスエンジニアとして働いてきた現役サービスエンジニアです。
その中で3回の転職を経験し、勤務時間を減らしつつ年収をアップさせることに成功しました。
本記事では、私の初めての転職についての経験談を書いていきます。
- 全国転勤 → 転勤なし
- 収入 → 150万円ダウン(初年度)
- サービスエンジニア → サービスエンジニア(変更なし)
- 東証一部上場 → 東証一部上場
最初の転職から軸を持って転職活動をしていたと思います。
こんにちは。とりのこ(@torinokok)です。 私は現役のサービスエンジニアとして約15年働いてきました。 現在は外資系企業でサービスエンジニアとして働いています。 今に至るまでに転職を3回経験しています。 とりの[…]
転職理由・きっかけ
まず私が転職しようと考えたきっかけや、転職前、転職後でどのように変わったのかを書いていきます。
転職前、つまり新卒で入社した会社は運よく東証一部上場企業の機械メーカーで総合職として採用されていました。
そして配属は支店のサービスエンジニア職でした。
- 東証一部上場機械メーカー
- 総合職
- サービスエンジニア職
- 7~8年周期で全国転勤有
- 家賃補助など福利厚生充実
- 平均残業3~40時間/月
ビシバシ鍛えられ、一通りの仕事ができるようになり、結婚して子供ができて、と順風満帆に感じられます。
転職の軸
1回目の転職活動の軸としては以下の通りです。
- 転勤なし
- サービスエンジニアの経験が生かせる職種
転職理由で書いた通り、転勤なしというところが一番の転職活動の軸でした。
また、サービスエンジニアの経験が生かせる職種で転職活動を進めました。
例)サービスエンジニア、設備保全
転職して良かったこと
この項目では、転職して良かったことを書いていきます。
最初に結論から。
- 転勤なしになった
- 同職種で転職し、仕事を早く覚えることができた
- 視野が広くなった
転職をする目的というのは、前職ではかなえられないことを解決することが大きなポイントです。
その目的を叶えることができたら、転職して良かったと思えるはずです。
私が良かったと感じたことの中には、当初の目的をかなえただけではなく、プラスアルファの内容もありました。
今回プラスアルファ部分も挙げさせてもらったので以下で詳しく解説します。
良かった点①転勤なしになった
まず一つ目に、転勤がなくなったことが大きなメリットとなります。
転職理由でもあり、最大の目的でもありました。
実は、会社として転勤の可能性はゼロではありませんでした。
しかし、面接時直属の上司となる方から希望しなければ転勤することはないと断言されたことが大きなポイントとなりました。
良かった点②仕事を早く覚えることができた
新卒で入社した会社でサービスエンジニアとして約8年間働いてきた経験がありました。
転職で入社した会社でもサービスエンジニアとして採用していただきました。
職種は同じなので、基本的に仕事の流れも同じで、ほとんど違和感なく新たな職場での仕事を覚えることができました。
また、運よく社内のデータベースシステムが前職と同じだったことも仕事を早く覚えられた要因でした。
良かった点③視野が広くなった
転職したことが無い人はまず実感できないことが、「視野が広くなった」といった点です。
別の会社という全く違った環境に身を置くことで、前職と現職で比較することができます。
そして会社にいた時には分からなかった、前職の良い点・悪い点に気づくことができます。
また、転職先でも冷静な視点で会社の良い点・悪い点を見るという視野の広さを得られます。
- 全く異なる環境に身を置くことになる
- 前職と現職で比較をすることができる
- 前職と現職の良い点・悪い点に気づくことができる
全く違う環境に身を置くことで視野が広くなる
転職して失敗したこと
一回目の転職で失敗した点は2点ありました。
- 収入150万円ダウン(入社初年度)
- 土日仕事が増えた
今思い返すとこれらの失敗は、入社前の交渉やヒアリングで防げた事態でした。
転職初心者の場合、陥りがちだと思う失敗事例なので反面教師として読んでいただければと思います。
失敗点①収入150万円ダウン(入社初年度)
失敗した点1つ目は、入社初年度に前職に比べ収入が約150万円ダウンしたという点です。
収入ダウンの要因は以下のようになります。
- ボーナスが雀の涙だった
- 入社半年は残業してはいけないという暗黙のルールがあった
- 家賃補助が入社後2年間は出なかった
1つ目のボーナスに関しては大抵の会社で当てはまると思います。
2つ目と3つ目は入社後に初めて知った内容であり、この2点が大きく家計に打撃を与えました。
それぞれの内容について解説します。
ボーナスが雀の涙だった
これはしょうがない部分だと思います。
基本的にボーナスというのは、働いた実績に応じて与えられるものであるのが一般的です。
その後の満額でたボーナスを見ると約70万円程度収入が下がったことになります。
入社半年は残業してはいけないという暗黙のルールがあった
先述しましたが、入社後に知り驚いた内容になります。
ワークライフバランス的には良かったですが、収入が下がったのは家計に響きました。
もし前職と同程度残業していたら、5万円/月=30万円/半年収入が減ったことになります。
家賃補助が入社後2年間は出なかった
家賃補助があると面接時に聞いており、期待していました。
しかし実際は入社後2年間は補助が出ないという条件付きでした。
年間にすると約40万円補助が無いという状況になりました。
前職でも手厚い家賃補助があったため、実質約50万円収入が減ったことになります。
失敗点②土日仕事が増えた
2つ目の失敗点は、土日仕事が増えたことになります。
- 設備が止まっているときにしか作業できなかった
- 平日作業可能なケースが限られていた
平日作業可能にならないか顧客と交渉も進めていましたが、不可能なケースがほとんどでした。
初めての転職活動方法
今までは転職理由や良かった点・悪かった点を書いてきました。
本項目では、初めて転職活動をしたときの転職方法を書いていきます。
転職活動を始めた当初は、右も左も分からずとりあえず転職サイトに登録して求人検索していました。
しかし1社も面接に進めない状況が続きました。
その中で転職エージェントを利用することで一気に転職活動が加速していきました。
- 転職サイト(リクナビNEXT)
- 転職エージェント(DODA)
- 口コミサイト(転職会議)
それぞれ1社だけ有名なサービスを利用していました。
主に転職エージェントを使って転職活動を進めていきました。
結果として転職エージェント経由で2社から内定をいただくことになり、そのうちの1社に入社しました。
- 担当エージェントと面談
- 転職活動の進め方を教えてもらう
- 求人を紹介してもらう
- 職務経歴書を添削してもらい完成させる
- 応募
- 面接
- 面接のフィードバックを受ける・面接対策
- 内定
※転職サイトも並行して利用
初めての転職活動ということで、転職エージェントには大変お世話になったと記憶しています。
こんにちは。とりのこ(@torinokok)です。 私は約15年サービスエンジニアとして働いてきた現役サービスエンジニアです。 その中で3回の転職を経験し、勤務時間を減らしつつ年収をアップさせることに成功しました。 とりのこ[…]
結果 2社から内定
1回目の転職活動の結果は以下の通りです。
- 内定: 2社
- 最終面接まで: 2社
- 一次面接まで: 3社
- 応募数: 約20社
最終的に2社から同時期に内定を得ることができました。
2社の内定通知書を見て比較できるため、状況としては非常に良かったです。
内定2社の特徴・入社を決めたポイント
内定を得た2社の特徴と、この2社のうち1社に入社を決めたポイントを書いていきます。
- 東証一部上場
- サービスエンジニア
- 宿泊を伴う出張ほぼなし
- 中小企業
- サービスエンジニア
- 頻繁に出張あり
- 入社した会社より少し年収良い
- 東証一部上場という安定性
- 前職と似たような顧客層で仕事に早く慣れそうだった
面接に進んだ7社のうち5社でサービスエンジニア
転職活動をしていた中で、サービスエンジニア以外の職種にも応募をしていました。
結果からも分かる通り、サービスエンジニアとして面接に進んだケースが非常に多くなりました。
書類選考通過率は数字でいうと70%以上サービスエンジニアでした。
大学時代IT系学部だったこともあり、IT系の企業に応募もしましたが1社も書類選考通過しませんでした。
サービスエンジニアはサービスエンジニアとして転職しやすい
反省点・失敗しない方法
1回目の転職活動概要を今まで解説してきました。
転職活動において失敗した内容があり、その失敗対して今考えられる反省点・失敗しない方法を書いていきます。
誰しも転職で失敗はしたくないと思っているはずです。
失敗しないため、もしくは失敗を最小限にするために参考にしてください。
おさらいとして、1回目の転職活動で失敗した点は、
- 収入150万円ダウン
- 土日仕事が増えた
これらを失敗しないために転職活動中何をしなければならなかったのか、失敗を防ぐ方法は以下の通りです。
- 複数の転職エージェントを利用
- 内定受諾前に会社の詳細を確認
- 条件交渉
当時は転職初心者ということもあり、上記3点をすることを知らずに内定承諾してしまいました。
失敗を防ぐ方法①:複数の転職エージェントを利用
一つ目は複数の転職エージェントを利用するということです。
複数の転職エージェントを利用すべき理由は以下の通りです。
転職エージェントによって共通の求人を持っている場合もあれば、エージェントが独占している求人を持っている場合もあります。
自身の可能性を広げるという意味で複数の転職エージェントを利用すべきです。
- 別のエージェントをメインにして転職活動する
- 担当者を変えてもらう
上記のような対応をすれば、改善されます。
失敗を防ぐ方法②:内定承諾前に会社の詳細を確認
2つ目の失敗を防ぐ方法は、内定承諾前に会社の詳細を確認することです。
失敗を防ぐ方法③:条件交渉
1回目の転職で、一番後悔している・やっておけばよかったと思う点が、条件交渉です。
収入が大きく下がったことに関連します。
家賃補助が入社後2年間出ずに年間50万円収入が下がったと前述しました。
入社後、私と同じく中途入社した先輩と話していると、その先輩は面接で家賃補助を入社直後からもらえるように交渉し、実際そのようになったと聞きました。
私の場合、2年間なので合計100万円損したことになります。
結構な金額ですよね。
- 企業に安く買いたたかれることを防ぐ
- 収入アップの可能性が減る
企業側に立って考えてみると、安く人が雇えればそのほうが良いに決まっています。
1回目の転職まとめ
本記事では私の1回目の転職について経験談として書かせてもらいました。
転職初心者だったこともあり、失敗したと感じる部分もあります。
どちらかと言うと失敗談のほうが長くなりましたが、転職の一番の目的であった「転勤なし」は達成できたので良いと感じる部分も大きかったです。
本記事の内容をまとめます。
- 転勤なしになった
- 同職種で転職し、仕事を早く覚えることができた
- 視野が広くなった
転職して一番実感したのが、視野が広くなったことです。
これだけでも転職を経験する価値はあるかもしれません。
- 収入150万円ダウン(入社初年度)
- 土日仕事が増えた
転職活動中は大丈夫だろうと軽く思っていたことが、結構大きなダメージを与えることもあります。
内定承諾する前にじっくり検討することが大切となります。
このような失敗をしないためにどうすれば良いかというと、
- 複数の転職エージェントを利用
- 内定受諾前に会社の詳細を確認
- 条件交渉
私の経験談にはなりますが、成功例・失敗例ともに参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。